投稿

Happy New Year 2023

イメージ
明けましておめでとうございます!  皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 去年の9月に、新しい役職に就きました。 何を血迷ったのか、管理職ワールドに飛び込みました。 自他共に認める、HSP(Highly Sensitive Person)なのに管理職はオワコンじゃんって思いましたが、何事もやってみないと分からないですよ。 現場で頑張る呼吸療法士たちのみんなが働きやすいようにサポートしたり、他の部署たちとの架け橋になったり、人材採用、新しい医療器具の購入など、エンドレス業務に追われて、気づいたら新年を迎えていました。 呼吸療法士としての経験を有効活用しつつ、管理職に必要な勉強を日々怠らずに、良きマネージャー近づけるようにしていきたいと思います。Twitterやインスタでの情報発信活動もコツコツ続けれるよう頑張ります。

呼吸療法士、管理職になりたい

イメージ
こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 また前回のブログから間があきましたねー。 もうブログをやるのを向いていないんじゃないかっていうぐらい、ペースが亀すぎる。 書きたいアイデアは沢山あるのですが、なにぶん文章力が乏しくて、結局何を伝えたいのかがよく分からないまま迷走して、お蔵入りになったりします。ブログって奥深い世界ですね。 さて、数ヶ月もブログを放置していた間、何をしていたか。 シミュレーションラボというものを立ち上げていました。 ざっくり説明するとスタッフ教育の一環として、高性能マネキンを使って臨床現場に限りになく近い状況の中で、スタッフの医療技術向上のためのトレーニングモデルです。マネキンが喋ったり、息したり、脈があったり、出血したりする中、指導者が用意したシナリオ(例:急性心筋梗塞)に対して、スタッフ(学習者)が対応したこと、上手くできたこと、できなかったこと、何を考えていたことを一緒に振り返って、「知っている」と「できる」のギャップを埋めることができる学習方法です。 初の試みだったので、日程の調整や、他の部署への根回しなどで病院内を駆け回ったり、慣れないメールを書いてはをあちこち飛ばしていました。 立ち上げた経緯などは、また違う機会に書きます! 沢山の人たちのサポートがあって、シミュレーションラボは大成功でした。ありがたや〜 他にも色々と仕事が湧いてくるので、忙しくしていましたが、充実感はバッチリ、楽しかったです。 もちろん、臨床現場で患者さんをケアしていく、いちプレイヤーとしての「専門職」の仕事もやりがいあって好きです。それに、楽です。命を扱う仕事をしていますが、限られた業務時間内で、目の前の患者さんに集中していればいいのですから。自分では対処しきれない問題や困難などにぶつかった時は、「上がどうにかしてくれるだろう」と他人の力をあてにしていました。事業決算?予算?人材育成?リスク管理?医療法のコンプライアンス管理?お上が考えることは難しいなあ、と管理職とはカリスマ性を持ったすごいリーダー達がなるもんだと思い込んでいました。 ついこの間の私でしたら、 「英語に自信がないから管理職はムリ」 「生粋日本人がアメリカ社会の激しい出世競争に生き残れるわけがない」 「妊娠したいからバリバリ仕事はしたくない」...

人の命を救うお仕事をしたのに税金がっぽり摂取されたお話するよ?

イメージ
 こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 本日は4月18日で、アメリカ在住の全ての住民にとって重要な日です。 Tax Return(確定申告)の締切日!! (普段は4月15日ですが、2022年は祝日と週末が重なって、月曜日の18日が締切日に) アメリカ国民ではなくても、アメリカで収入を得たら、税金の申告は義務になります。怠ると、IRS(アメリカ税務省)から怖い人たちがやってきます。 タックスリターン(税金の払い戻し)と呼ばれていますが、人によっては税金の支払い不足があったりするので、おちおち安心できません。 さて、2021年はコロナ禍の最前線で呼吸療法士として一年中、人々の命を救っていたワタクシ。 常に人手不足で、残業や休日出勤ばっかりの日々でして・・・当たり前ですが、例年より遥かに収入が跳ね上がりました。 2019年に、 「現役アメリカ呼吸療法士のリアルな年収」 という記事を書いてから3年も経っているので、流石にペーペーだった私も成長して、年収も上がりました。 そんな中、コロナ禍による過重労働によって、年収がガンッと上がって、あっという間に6桁になりビビりました。いや、正直な話、精神的にも体力的にも参っていましたが、お給料明細を見るたびに、ほくほくしましたよ。 んが、Uncle Sam(アメリカ政府を擬人化した名称、直訳すると”サムおじさん”)は甘くない。 当たり前ですが、課税所得が大きいほど税率が高くなります。個人的に今年のパワーワードは、累進課税かな。初めて知ったよ、この四字熟語。大人になるって大変だなあ、と30代になってようやっと実感しました。 コロナの影響で、失業してしまったり収入が下がってしまった方々から見れば、私の悩みなんて贅沢だと思われます。しかし、医療従事者の一員として声高に主張したいのは、決してお金のために命を張っていた訳ではなく、目の前にいる患者さんたちをどうにかしてあげたくて、がむしゃらに働いていただけです。結果として残ったのが、跳ね上がった手取り額と多額な税金未納の天国と地獄。 不幸中の幸いか、大学に通っていたので(今振り返るとクレイジー)、少し節税ができました。 それでも、支払い不足分が約1万ドル。○ービィ並に吸い取られました。 4月18日は、節税やファイナンシャルについて...

呼吸療法士は絶滅危惧種か?

イメージ
こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 本日、Respiratory Care Boardからライセンス更新通知が届きました。 不思議なことにアメリカは州ごとにルールが違うので、更新頻度やContinuing Education (継続的な教育)の最低時間数が州ごとに違います。 興味がある方は、AARC(米国呼吸療法学会)のウェブサイトをご参照下さい。 https://www.aarc.org/advocacy/state-society-resources/state-licensure-information/ 私はカルフォルニア州で働いているので、2年ごとの更新となります。その際、最低でも30時間の呼吸療法に関するContinuing Education (CE)を受けて、取得した証明書をRespiratory Care Boardに提出しなければなりません。 正直なところ面倒ですが、これも質向上と医療ミス防止のためです。個人レベルで自主的な研鑽を求めるのは、お国柄もありますし、その人の呼吸療法に対する態度など多様な要素があって、無理だろうなと思います。みんながみんな、喜んで学会に出たり研修を受けたりしません。国家試験に受かったら、そのまま教科書を開かず、ただ必要最低限な知識とスキルで仕事は仕事として割り切っているのが大半かと。 そんなことをつらつらと思いながら、通知届に目を通していたら驚愕の数値が! *カルフォルニア州の統計です。 呼吸療法士の数(23,490)、圧倒的に少なっっっ!!! 看護師(425,629)と比べたら、呼吸療法士の存在感よ・・・。 ミュ○並のレアキャラすぎてで思わず動揺してしまいましたが、呼吸療法士は明るい未来と可能性に満ちた国家資格だと思いたいです。いや、信じさせて。 そうだよ!必要とされているから呼吸療法士があるんだし!コロナで大活躍したじゃん!(落ち着け) アメリカ合衆国労働省労働統計局によると、呼吸療法士は2020年から2030年の10年の間で、23%ほど増えるそうです。 https://www.bls.gov/ooh/healthcare/respiratory-therapists.htm 絶滅危惧にはならないみたいです。良かった良かった。 呼吸のエキスパートとして、これからも患者さんの呼吸全般に...

小さい頃からアメリカに住んでるから英語ネイティブなれ・・・ません!

イメージ
  こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 プロフィールでも触れていますが、私はアメリカ在住歴20年なのに英語が苦手です。 特に英語で話す際、いまだに緊張して吃音が出たりします。 父の転勤に伴って、アメリカに家族移で住したのが1999年でした。ノストラダムスの予言はハズレ、人類は滅亡せず、2000年という新しい節目を迎える中、私は言語と文化の壁に大いにぶつかっていました。 両親は渡米後、良かれと思って私を現地校に通わせました。 日本では小学6年生でしたが、アメリカの教育システムは小学5年、中学3年、高校が4年制のため、気づいたら中学生からスタートしました。(事情があって小学校も2ヶ月だけ通いましたが、即卒業) そんな小さな頃から生の英語を学べる環境にいたら、さぞ流暢なバイリンガルなんですね〜と良く羨ましがられますが、大間違いです。今でも日本語で喋る方が楽ですし、英語もネイティブではなく日本語訛りのアクセントがあります。大和魂最高。 英語をマスターする近道として、映画やアニメを字幕なしで鑑賞をする方法がありますが、私にはまったく合いませんでした。当時のは私は(良く言えば)年の割には大人びていました。つまり、生意気で、可愛げのない、冷めた子供でした。 当時流行り始めたポケモンの英語バージョンの声に違和感を感じて見る気が失せたり、子供向けの番組Sponge bobやNikelodeonなど何が面白いのか理解できず「アメリカ人って単純」と馬鹿にしていましたクソガキでした。もっと無邪気に楽しんで見られていたら・・・と今でも思います。 家ではもちろん日本語で会話しますし、駐在ファミリー繋がりで知り合った同世代の友達も日本語で会話していました。 唯一、英語に触れる機会は、放り込まれた現地校でした。 これが当時の私にはキツかった。 アメリカ学校あるあるなのか、中学校から全てにおいてハードモードになるんですよ。ゼロピリオドの存在(早朝クラス)、カリキュラムの組み方、クラスごとの教室移動、課題の多さ、授業の難易度、求められる自己管理、複雑になっていく人間関係・・・英語力ゼロの子供には無理ゲーでした。 今でも覚えてるのが、生物学の時間で「Cell」について勉強することになった時です。もちろん、「Cell」なんて単語使ったことないので、電子辞書(Goog...

2022年の抱負は・・・

イメージ
  こんにちわ。  皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 1月いっぱいで、6年間も勤めたブラック病院を退職し、前途洋々な病院で正社員として働き始めてから丸1ヶ月経ちました。 掛け持ちも辞めたので、時間に余裕できるし、もっとブログアップできるなぁ、とふわふわしていたら、直属の上司からバンバン振られてアタフタした1ヶ月でした。 私のことを期待してくれるのは嬉しいですが、上司のスピードについていくのに必死でした。 まだ患者さんのベッドサイド(臨床)で呼吸療法士としてお仕事をしているので、休みの日に上司から振られた仕事を処理しています。サービス残業じゃないので、ご安心を。 時にはパソコンに齧り付いてオンラインミーティング三昧だったり、教育係になったり、予算について学んだり、とても濃い1ヶ月でした。 呼吸療法士としても、新しい環境に慣れるのに大変でした。特に、ICU(集中治療室)にCritical care intensivist(雑誌名ではありませんよ)が存在することに慣れないと。前の病院では、そういった職種のドクターがいないので、Pulmonologist(呼吸器系専門医)と連絡を取り合って、呼吸器の設定を変えたりしていました。これがまた面倒。Pulmonologistは常にICUに留まっていないので、いちいち電話をしてオーダーをもらっていました。古株のドクターなんて、彼らが開けている個人病院にわざわざ電話して、受付の人に伝言を頼んで、折り返し電話をしてもらうという、緊急もへったくれもない方法をやっていました。ある程度ドクターから信頼してもらえると携帯番号を教えてくれるけど、そもそも論でしょ!? それはさておき、新しい病院ではIntensivistというICUの守護神みたいなドクターたちがいます。何かあればそこにいるからすぐに対応してくれるから、とっても心強くありがたい存在です。 ただ、常にいるから、オーダーの量とペースが半端ない。患者さんに何かあれば、すぐにABG(血ガス)、ハイフロー、intubation(挿管)、Bronchoscopy(気管支鏡)、CT・MRIスキャン・・・。涙目になりながら、一人で黙々とタスクをこなしていきます(今のところICUには一人だけ呼吸療法士です。これもいつか書けたらいいなあ)。早く彼らか...

6年勤めた病院を去る日。

イメージ
こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 本日を以て、2016年から約6年間勤めた病院を退職します。 お世辞でも良い病院とは言えない ブラック 企業でしたが、コネも経験もない、無い無い尽くしの私を雇ってくれました。新人トレーニングって何それ美味しいの?見て覚えろ!という昭和気質なスタート地点から、ナニクソ根性で6年間も耐えて、チームリーダーまで這い上がりました。 色々とヤバい病院でしたが、どんなことがあっても打たれ強い、メンタル強め系になれたのはここでの経験があったからだと思います。 6年の間に、管理職の人たちが入れ替わりたち変わる中、呼吸療法士チームの結束力は高く、とても居心地が良い環境でした。居心地が良すぎて、辞める辞める詐欺を6年も言い続けてしまった・・・。本当にお世話になりました!!! さて、新しい病院は、休む暇もなく月曜日からスタートです。 2019年からPer Diem(バイトみたいな?)を細々とやっていた病院なので、心機一転っていう感じではないのですが、フルタイムになるとちょっとは責任も増えるのかな?これからどんどんと大きくなる病院なので、色々と新しいプロジェクトに携われると嬉しいです。手始めに、人工呼吸器離脱プロトコールの立ち上げプロジェクトに参加させてもらっています。これでいちいちドクターに人工呼吸器の設定チェンジをお伺いしなくていいぞおおおお。 ふー、興奮しすぎた。 もう辞めたし、ブラック病院について今後ネタとして書こうかと思います。 ばーい。