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Happy New Year 2021

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  明けましておめでとうございます。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 去年は大変な年でしたが、今年は少しでも良い年でありますように。 年末年始、正月三が日、それ以降もバッチリとスケジュール入ってますが、万全な対策を怠らずに仕事に励みます。 正直、重症化してしまってたくさんのチューブに繋がれ、ご家族に会えないまま新年を迎える患者さんたちの気持ちを考えると気分が沈みます。 私は患者さん方々の大切なご家族の代わりにはなれませんが、 せめて息苦しくないように、 これ以上肺炎や肺損傷が進行しないように、 きちんと全ての臓器に酸素が行き渡るように、 細心の注意を払って、私たち呼吸療法士はいつも側にいます。 ナースやドクターより存在感が薄いかもしれませんが、 本当にヤバい時は呼吸療法士が病院中どこにでも助けに駆けつけます。 そして、いつかちゃんとご家族に会える日を願って、最後の最後まで諦めません。 Happy New Year! 

Stop the Spread!

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  こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 突然ですが、 先ほどファイザー社製 (The Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine) のコロナワクチン接種してきました。 後遺症や副作用が出なければいいのですが、 もし何かあっても、貴重な日本人サンプルデータとして皆様に貢献できたら幸いです。 Twitterでワクチン接種してからの経過を随時アップデートしたいと思います。 一日でも早く収束しますように。

効率化でA+取れる!おすすめ勉強サポートApps & Gadgets

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  こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 以前にもブログで書いたのですが、2019年8月よりBoise State University(全てオンライン授業)に通っている社会人大学生をやっています。 アメリカでOnline大学生ライフ コロナの影響で、仕事のスケジュールが過酷になってしまい、勉強ができる時間が大幅に減りました。 いくらオンラインで自由に勉強ができると言っても、教科書や論文を読んだ上でのディスカッション、テストやビデオ課題の提出日に追われて、大変でした。 いかに時間を1分たりとも無駄にせず、効率よく課題をこなしていくか。 試行錯誤を繰り返しながらも、私がA+を取得できたアプリやガジェットをご紹介します。 Apps (iOS) Grammarly 神アプリ。 $139.95 ($11.66/month)でプレミアムにアップグレードできます。高いと思うなかれ! どんなブラウザ上でも、iPhoneであろうが、iPadでタイプしようがGrammarlyがしっかりスペルチェック、文法チェックしてくれます。マイクロソフトのワードでもメールでも、Grammarlyがちゃんと作動してくれるのも嬉しい。 嫌がる旦那さんにいつも校正してもらっていたのですが、このアプリのおかげで彼の負担がグッと減りました(ごめんよ)。 提出する課題も、つまらないスペルミスで減点されることも無くなりました。 それに、自分が書いた文章を評価してくれる機能もあって、勉強になります。 英語に自信がない人には超おすすめ。 日本語でもないかな、これ。 Notability GoodNotesやNoteshelfなどの様々なノートアプリがある中、私はNotabilityを使っています。 シンプルで使い勝手が良いところが気に入っています。 授業で配られる記事や論文は全部NotabilityにPDFとして取り込んで、時間がある時にiPadやiPhoneで読んだり書き込んでいます。 音声録音もできるので、レクチャーを録音しつつノートも取れちゃいます。聞きそびれた内容も、後から何度も聞き直せるのも◎ Evernote これは主に、私個人の日記として使っているのですが、To Do Listとしても活用しています。 寝る前に、次の日にやるべきことを書き出しています。 この論文は...

COVID-19 最前線にて

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  こんにちわ。 皆様の健やかな呼吸を守る、呼吸療法士のYokoです。 さて、きっかり1年(最後の投稿日 2019年12月19日)も放置していた当ブログ。 誰も見てないだろーな、と思いつつも再開することにしました。 この一年間、コロナの影響なしでもガラッと世の中が変わりました。 オリンピック中止、Black Lives Matter運動、香港デモ、アメリカ大統領選挙、ベイルート爆発、安倍総理辞任、数え切れないぐらいたくさんのことがありました。 世の中が目まぐるしく変化していく中、 私はアメリカで呼吸療法士として働いているので、常にコロナ最前線にいました。 本当に、たくさんのコロナ患者さんを診ました。 そして、たくさんのコロナ患者さんが亡くなりました。 誰にも看取られずに、人工呼吸器や複数の点滴に繋がれたまま、静かに亡くなっていく患者さん。 心肺停止して1時間にも及ぶCPRをしても、蘇生できずボロボロのまま亡くなっていく患者さん。 High Flow Nasal Cannula、NPPV、腹臥位(うつ伏せ)、人工呼吸器、ECMO・・・あらゆる医療テクノロジーを使っても、患者さん体がついてこれなくて、目の前で亡くなってしまう患者さんがいるのに、 病院の外では、コロナはデマだと陰謀論を信仰する人、コロナパーティーを楽しむ若者、コロナ対策に不満を爆発させる反自粛派、自由主義を高らかに謳うNo Mask族、いろんな方々もいました。 (そして、Emergency Departmentに駆け込んでくる) 怒りを通り越して、だんだんと無気力になってしまいました。 ありがたいことに、家族や友人をはじめとした、仕事場の同僚たち、オンライン大学の先生方々やクラスメートたちに励まされ、なんとか踏ん張れました。本当にありがとうございます。 そして、もうダメだと思った患者さんがなんとか持ち堪えて、人工呼吸器から離脱、長いリハビリを得て、無事に退院した患者さんたちの姿を見て、 ああ、この職業について良かった、と心底思いました。 呼吸療法士は、日本にはない職業です。 アメリカでも、知名度が低いです。 でも! 重症化したコロナ患者さんだけに限らず、呼吸困難で苦しんでいる患者さんを、助けることができるのが、呼吸のスペシャリストである呼吸療法士です。 やっぱり、呼吸療法士のポテンシャルや魅力を発...