AARC Congress 2018

AARC Congress 2018に行ってきました!

同僚に何人か誘いましたが、誰一人も来てくれませんでしたのでボッチでした。
ラスベガスだよ!?ここ(カリフォルニア州)から車で3時間だよ!?飛行機で1時間もかからないんだよ!?

病院側から金銭的支援がないのも大きいのかもしれません。
他の病院から来たRT達の話を聞くと、学会参加費、宿泊費や食費まで病院がカバーしてくれるそうです。
う、羨ましい!!
早速、マネージャーに文句を言おうかと思います。月曜日、待ってろよ。

あとは、職場の士気の低さが現れていると思います。
知識の仕入れ先として、AARC学会は素晴らしい場所だと思いますが、お金を払ってまで行こうとは考えないRTが多いです。毎年のように、いそいそとAARC学会に行く私はクレイジーだそうです。


まあ、気をとりなおして。


今年のAARC Congressは、ネバダ州ラスベガスでした。
12月にもなれば、さすがの砂漠、寒かったです。
夜は華氏49度(摂氏9度)まで下がります。
年中ビーチサンダル生活のカリフォルニア住民にはキツイですわ〜。

Fisher & Paykel Healthcareが勢いがありましたね〜。エスカレート一面に広告がででんっと載っていましたよ。
High Flow Nasal Cannulaが目玉になってます。先月、私の病院にも来てくれて、サンプルとして5台もレンタルしてくれることになったのでご挨拶してきました。平社員ですけど。でも実際に使うのは、私たち現場で働いているRTですよ〜。

今年の目的は、新しい人工呼吸器のチェックです。
今の病院で使ってるPuritan Bennett 840、だいぶ古いです。






古くても現役で使えるのですが、なにぶんでかいし、重い。
最新式は全然スリムだし、色々とオプション(waveformとか)があるから、前々からマネージャーにお願いしていました。
なんと、来年から新しく変えることが決まったらしいです!
ただグループ病院なので、他の病院のRT達の意見も聞かなきゃいけないので私だけの一存では決めれないのですが・・・。
でも、予めリサーチしておこうと思い、業者さんにガンガン質問攻めしてきました。相手してくれた方々、あざーっす!!

マネージャーと話し合って、3社ほど絞ってきました。
Servo-i (Maquet Getinge Group)
Evita V500 (Drager)
PB 980 (Covidien)

どれもiPadみたいにタッチスクリーンで、近未来感があってワクワクしました。
グラフも、圧ー時間曲線(Pressure-Time Curve)、
流量ー時間曲線(Flow-Time Curve)、圧ー換気量曲線(Pressure-Volume Loop)を同時に見れるのが良かったですね。PB 840は曲線(Loop)にすると、それだけしか見れなくなるのがネックでした。

NAVAが当たり前に対応してて、びっくりです。
さて、頭の固いドクター達にどうやって説明するかね。いまだにACかSIMVの2択だぞ・・・。

全体的の大きさも、コンパクトでいい感じでした。コンプレッサー付きでも。
私の病院、設計ミスだと思うのですが、ERにAirがないんですよ。
なので、コンプレッサーなしだと、強制的にFiO2 100%にしないとアラームが鳴り続けるっていう怖い話。

人工呼吸器以外にも、他の製品を見てきました。
MetaNebなどを試させてもらったりして、実際に患者さんがどう感じるか少しでも理解できて、良い経験になったと思います。

レクチャーも充実してて、色々と勉強になりました。
聞きたいレクチャーがありすぎて、会場と会場の間を歩き周りました。次回からは、ハイヒールはやめておこう。

AARCに来る他州のRT達の、向上心の高さには本当に頭が下がります。集中力がハンパないし、ネットワーク力がすごい。
臨床で働くRTだけじゃなくて、マネージャーや幹部クラスのRTもいたり、大学で教えているRTもいたりで、
思ってたよりたくさんのキャリアの道があるんだな〜って思いました。患者さんに寄り添う現場もいいですが、もっと視野を広げていこうかな。
どちらにせよ、早く理学士号(Bachelor of Science)を取らんとキャリアアップは無理ですな。来年の抱負です。

日本からいらしゃった方々にも、挨拶ができました!
やっぱり、日本人がいると嬉しいですね〜。もっと交流を広げていきたいものです。


長文でしたが、最後までお読み下さいましてありがとうございました。

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